外環の2とは

「外環の2」とは、「外環本線」の高架式高速道路が作られることを前提として、その高架下部分の「死に地」の一部を有効利用すべく計画された地上部道路(目白通りから東八道路までの約9km)である。

「外環の2」は、「外環本線」と同時に、1966年に都市計画決定がされたものの、住民の激しい反対運動を受けたことなどにより長期間にわたり事業化されないまま放置されていた。1990年代に入り、「外環本線」建設の動きが再燃したが、住民の立ち退きの負担を軽減するために、石原都知事は、2006年4月の東京都議会定例会見において、「地下工法でやるので地上に暮らすみなさんは安心してもらいたい。」との発言をし、東京都は、平成19年に「外環本線」の地下式への変更決定をした。

しかし、東京都は、その後も、「外環の2」計画を廃止せず、むしろこれを将来事業化する態度を表明するに至った。

計画予定地(東京都の外環2説明パンフレットより)
外環2計画地図
平成19(2007)年4月の計画(同左)
2006年4月の計画